推し活で、消費者金融から借金。それでも自己破産はできるの?
この物価高です。
にもかかわらず、賃金の向上率がそれに追いつかない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんな中で手を付けてしまったFXや、なかなか抜け出せない推し活、ギャンブル…。
今回は、FXや推し活、ギャンブルがきっかけで複数の消費者金融からの借り入れで返済できなくなったとしても、自己破産はできるのでしょうか?というご相談について、です。
よく誤解をされますが、①破産できるかどうかと②債務を払わないで良くなるかは別問題です。
どのような借入であっても、支払えないのであれば①破産はできます。
しかし、破産しても借金の返済義務が残るのであればわざわざお金と時間をかけて破産する意味はほとんどありません。
自己破産にあたって一番関心が高いのは、債務がなくなるかどうか=免責を受けられるかどうかです。
それは、借金をした理由に問題がない(免責不許可事由にあたらない)こと が要件となります。
免責不許可事由にあたらないこと
もちろん、消費者金融からの借り入れであることだけでは問題にはなりません。
どうして借入をしたのか、どのような経緯で借入をしたのかが問題です。
推し活やFX、ギャンブルだったら?
たとえばその全額をギャンブルとか贅沢品の購入に使ったなどであれば、免責不許可事由にあたってしまい、自己破産できなくなってしまいます。
最近は推し活ブームですが、推し活は、単なる趣味以上に、人生の一部として深く関わることがあるように思えます。何かに情熱を持ち、それに向けて時間やエネルギーを費やすことが、生きがいや充実感を感じさせてくれる大きな要素となるのでしょう。
借入をしないで自己資金でやるのであれば、何をしても自由です。
ただ、問題はそれが度を超え、たとえば、アイドルの推し活のためにチケットの購入や、交通費、ホテル代などにお金をつぎ込み、さらに借金を重ねてしまい、限度を超えた相当な借入額になってしまった場合は問題です。
ギャンブルやFXでも同じです。
借金をしてまでお金をつぎ込むことは、破産した場合に債権者に損害を与えるものであり、免責不許可事由に該当する可能性が出てくるのです。
そうなってしまうと、自己破産さえできず、最悪の場合夜逃げせざるを得ないというケースもありえます。
それだけでなく、推し活をめぐるトラブルで、最近では痛ましい事件も起きているようです。
ここまでいくと、生きがいや、生活の充実感を高めるはずの推し活が、人生を壊してしまいかねない、そんな状況に至ってしまいます。
自己破産。分割払いでも可能です。
返済が厳しい、生活ができないとご相談に来られる方の多くは、
月初の通帳残高をみると、10万円もないという人が多いです。
このままだと、生活できない、月末の家賃を払えない、
スマホ代金の分割払いを支払えない・・・。
そのような状況でご相談に来られる方が多いのです。
「こんな状況ですけど、破産できるのでしょうか?」
免責不許可事由がある場合であっても、裁判所の裁量により免責を受ける道が残されています。裁判所に対し、いかに自分の今までの行為が誤っていたのか反省し、何が原因でこうなってしまい、今後どのような点を改善していき、今後二度と自己破産するような状況に陥らないということを言葉を尽くすとともに、言葉だけではなく具体的に改善策を実行して説明することが重要です。
それにより、裁判所が裁量免責を認めてくれる余地があります。
裁量免責も難しい場合(2回目の破産だとハードルが著しく上がります)、破産は断念して個人再生の方法を選択して一定金額を分割して支払う代わりに残額のカットを図る方法もあります。
「自分は破産できるのでしょうか?」
そんなお悩みをお持ちのご相談者には、そのサポート費用(30数万円~)について、当事務所では、弁護士費用の分割払いも行っております。(月額2、3万円~)
まず、弁護士の受任通知が届くと、消費者金融からの支払い督促が来なくなります。
これによりいったん返済がとまり、生活の再構築を目指します。
受任通知の効果は6か月ありますから、その間に立て直しを図るわけです。
もちろん、破産申し立てをしたことは会社にはバレずに、同じ会社に勤め続けることもできます。
(ただし、一定の職業には資格制限があります。)
ご相談いただいて破産手続開始決定の申し立てができるまで、当事務所の過去の経験からは、最短2か月~6カ月くらいです。
この期間に、4~5回くらい来所いただいて書類を作成していただくことです。
推し活にはまり過ぎてしまい人生を壊してしまう、その前に。
まずは、あなた自身の人生を再建していくための一歩を一緒に踏み出していければ、と思います。