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片山法律事務所

お知らせNews

「下関にある父経営の会社。もう廃業させたいのですけど…。」

破産・廃業・借金

今回は、遠方に住むご家族の方からのご相談です。

下関にある、お父様が経営される会社を

廃業させたいというものです。

 

お父様が急に倒れられて、その後しばらくは休業状態だったらしいのですが、

これを機に、ご自身が跡を継がれるのではなく、

廃業をしようとご決断されました。

 

ご家族同士、たとえ同じ事業をやっていたとしても、

それぞれ遠方の地でそれぞれ事業を営んでいる場合には、

それぞれお客様もいらっしゃることでしょう。

すぐには、跡を継ぐというわけにもいきませんよね。

 

社員さんも高齢の方が多く、

その中から跡を継ぐという方がいらっしゃらないケースも

最近では多く見かけます。

 

とはいえ、

□単なる廃業でいいのだろうか?

□負債はどうすればいいのだろうか?

□建物や設備の売却代金を父の入院費用に充てられないのか?

等、疑問も多々あることです。

 

そもそも、どこから何をしていけばいいのか、わかりませんよね。

ご家族の遠方での事業なので、なおさらです。

 

そこで、これらをひとまとめに依頼できるということで、

当法律事務所にご相談いただきました。

 

弁護士だからできること

 

まず、廃業手続きをとりながら、

同時並行的に、

取引先との取引関係の解消・債権債務の処理や

従業員の解雇手続きを行っていきます。

 

また、建物や設備についても、地元の専業の業社に依頼して、

スピーディーに、

ワンストップで当事務所が指揮をとりながら、

解決・手配をしていきます。

こればかりはタイミングを逃すと、いい売値で売却することができませんので、

相見積もりをとるなどして業者さんに依頼して売却を進めてまいります。

 

さらには、この事案が果たして廃業手続きがふさわしいのか、

個別具体的に調査をすすめて、最適な解決方法をご提案します。

(借金がなければ廃業、借金があれば破産)

 

もちろん、廃業だけを見越してのサポートではありません。

その後、お父様が認知になったりお亡くなりになったりと、

様々なことを想定してご提案させていただきます。

 

・遺言

・相続争いにならないようにお子様、兄弟間の交渉

・生前贈与

・不動産の早期換価(お金に変えておくほうが後で分割しやすい)

・複数ある預貯金を1つにまとめる(最近ではネットバンクも。通帳がないので、探すのが大変)

・生命保険を探す

・デジタルのクラウド上の写真(アルバム)の管理

IDPWを控えるサポート等

 

これらの中で、できることはあらかじめヒアリングして、一緒にすすめてまいります。

 

その他にも、以下のような質問をいただくことがあります。

 

Q どれだけの時間がかかりますか?

これに関しては、不動産がどれだけの期間で売れるかによります。最後まで不動産が残る傾向にありますが、場合によっては更地にして売却することもありえます。

 

Q どれだけの費用がサポート費用としてかかりますか?

想定される業務内容にもよりますが、財産の5~10%というところでしょうか。お見積もりを作成いたします。

 

Q このまま何もしなかったらどうなる?

仮に被相続人が亡くなった場合には、相続人全員に協力してもらえなければ、相続手続きが進まなくなります。

もちろん、廃業自体はできます。でも建物が残ったりして、その維持メンテナンスの負担が相続人にかかってきたり、固定資産税の負担も生じてきます。

 

Q (ご相談者にとっては)遠方ですけど、遠方の弁護士さんにお願いできますか?

リモート対応により、web会議、電話とメールだけでもできます。

ただし、本人確認はしないといけません。予め面識がない場合には、身分証明書の写しをいただくなどします。

 

土地勘がある地元の信用業者(不動産、産廃)を知っている地元弁護士をおすすめしたいところです。

 

 

廃業だけでなく、ご実家の整理も同じことです。

まずは、一度ご相談をいただけたらと思います。