下関で墓じまいに関する相談は?
荒れ果てたお墓が増えてきた
ちょっと墓地・霊園に行くと結構草ぼうぼうで荒れ果てた無縁墓が目に付くことがありますよね。
お墓は代々親族で守られていくものという認識でしたが、
子どもがいても東京・大阪などで別世帯をもっているとか、そもそも相続人がいないとか、理由は色々あるでしょうが、
誰にも管理されないまま、放置されたお墓が増えてきているようです。
荒れ果てたお墓を見ると先祖代々に申し訳ない・・・
また、地元から遠く離れた地に生活拠点があるため、定期的な管理ができない・・・
お寺に支払う管理料の負担が重い・・・
そんな想いから、墓じまいを検討される方も少なくないようです
当事務所でも、相続・成年後見の業務に関連して墓じまいの相談をお受けすることが少なくありません。
墓じまいに関するトラブルとは?
そんな中で、ご相談をいただく墓じまいに関するトラブル。
①家族間のトラブルや、②菩提寺とのトラブル、そして③業者さんとのトラブル。
単に墓じまいに関するトラブルといっても、様々な方面でトラブルが発生してしまうものです。
これらには、お墓の撤去費用だけでなく、菩提寺に支払う費用や、お墓を閉まった後の費用など様々に費用が発生してくること(費用の分担)が要因であったり、そもそもの墓じまいに関する価値観のズレ、将来についての意見の相違などが要因であったりします。
そもそもはコミュニケーション不足が原因の場合も
とはいえ、なかなか親族間でこれらのお金やお墓に関する話し合いを重ねるかというと、すべての親族で出来るわけではないでしょう。
そもそも管理できる近距離に住んでいないからこのような問題が起きるのであって、
普段からコミュニケーションを取れる状況にはないことが多いのかもしれません。
連絡先を知らないどころか、面識さえないご親族がいらっしゃるケースもあるかと思います。
そこで、お金や将来の“家族“に関する方針を話し合う場や”ファシリテーター“を
作っていきたいところです。
誰が墓じまいに関する当事者か?
ただ、そうなると問題なのは、誰に話し合いの場に参加してもらう必要があるか、です。
必要な人を参加させないとなると、後から問題が生じます。
そして、誰が必要な人なのか、わからないのです。
誰がそのお墓に関する当事者なのか。
そして、その誰かを突き止めたとしても、
今までほとんど話したこともない親戚と何をどう話していいかわからない。
そうした不安やミス・コミュニケーションが、将来像や価値観を共有しないまま費用負担だけの話になってしまい、トラブルに発展する一因になるでしょう。
墓じまいに関する司令塔
だからこそ、お金やお墓の将来像を話し合うための司令塔が必要なのです。
しかも、迷信や非科学的な言説にとらわれないような客観的なとりまとめ役が、
トラブルを未然に防ぐことになります。
得てしてお墓やご先祖の話のような伝統的な価値観の分野では、令和の時代とは到底思えない主張に拘泥する方も散見されます。
宗教的な価値観がからむ場面ではなおさらです。
価値観は人それぞれですから、どちらが正しくてどちらが間違っているとも言いがたいところです。
この場合、当事務所では、当事者を家系図を作成しながら探し出し、話し合いの場を設定し、話し合いを進めていくファシリテーターとなれるようつとめます。
「自分が亡くなったらこのお墓、どうなるんだろう?」
これらに対して、④自分が亡くなったら、墓じまいをする人がそもそもいなくなってしまうという不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、たとえいたとしても、家族は遠方に住んでいる。
そんなこともあり、この先のお墓の管理に関して、不安をお持ちの方は多いと思います。
その不安、遺言で解決できます。
この場合、本来なら終活として、不安をお持ちであれば、まずは生前にお寺・葬儀社・石材店等と協議して墓じまいをしておくことが一番です。
ただ、自分の目が黒いうちは自分でみたい、自分の死後は墓じまいしてほしい、という要望もあるでしょう。
その際には、お墓のことを含めて遺言をのこしておくことも一助となります。
お墓やお位牌などを祭祀財産といいますが、遺言で祭祀承継者を誰に管理を任せるかを定めることができますが、指名された人は拒否することもできます。
ですから、事前に話は通しておかなければせっかくの遺言が無駄になるかもしれません。
このタイミングを逃してしまい、
お墓を相続する人がいなくなってしまえば、
そのお墓は無縁墓として荒れていくことになりえます。。
だからこそ、ご本人が元気なうちに、相談に来ていただきたいのです。
お墓、家、土地、預金など
これらをトータルで話していきましょう。
下関で墓じまいに関するご相談は
お墓に関するトラブルは、お寺をも巻き込む大きなトラブルに発展していくものです。
お墓が荒れたり、家族間でトラブルになったりするその前に。
ご相談、お待ちしております。