読み込み中

片山法律事務所

お知らせNews

「離婚調停も弁護士に頼んだほうがいいでしょうか?」

離婚

「離婚調停も弁護士に頼んだほうがいいでしょうか?」

 

こんな疑問もある方も多いと思います。

離婚調停で弁護士に依頼しないで自分だけで行う人の割合は約7割に上るとのことです(2019年・司法統計)。

一昔前の話を聞くと,手間も時間もかかる離婚調停を敬遠して「調停は自分でやってきて。不成立になって裁判になったら受任するからまた来てください。」という弁護士もいたとかいないとか・・・ 

 

 ところで、話は変わって2022年サッカーW杯の話をしましょう。

初戦のドイツ戦では、日本代表の監督の采配が格上相手のドイツに対してぴたりとハマったことがとても注目されましたね。

 

 

同じように、調停も「出たとこ勝負」ではなく戦術が重要です。

 

 

相手がどんな主張してくるのか。

そこを見据えてどんな準備をして、どんな主張を展開するべきなのか。

 

 

流行のサッカーに例えれば,「自分たちのサッカーをする」という表現は,一見かっこよく見えますがそれは一面的な表現です。

実際には相手を研究し,自分たちのウィークポイントを分析して手当てし,強みを最大限に活かす方法をよく検討し,試合ごとに戦術を微修正しているはずです。

修正がうまくはまったからこそフィールドで思い通りの動きができるのでしょう。

 

相手の動きを予測して対処し,自分側の強みと弱みを把握し,手持ちのカードをどう使うか戦術を組み立てる。

 

それは調停も同じで、いかに自分の主張が正しいと思っていても、

それを主張するだけでは裁判所はあなたの主張を認めてくれることはなかなかないでしょう。

 

 

 

 

「弁護士を付けたほうがいいでしょうか?」

それは、サッカーをするのにに監督は必要ですか?と言っているようなものではないでしょうか。

 

 

□システム・フォーメーションを組む

□相手チームを分析する

□選手を入れ替える

□チームをまとめて一致団結させる

□食事メニューまで考えて心身のケアをサポートする

 

 

など素人がぱっと思いつくだけでも挙げきれないほど,監督には様々なことが求められます。

 

 

調停でも同じです。

道なき道を進むための方角、戦術はお持ちですか?

 

 

たしかに、離婚調停の場合は自分でできます。離婚調停の主人公は当事者ですから出席は不可欠です。

言いたいことは直接調停委員に伝えることが必要です。

ただ、法的に意味のない主張を続け無駄に論点を拡散させては,調停が漂流して時間がいくらあっても足りません。

ただでさえ離婚調停は感情の対立が激しく,話が明後日の方向に飛び出して行きがちです。

 

 

離婚の話が漂流してしまうと、子供にとっても、悪い影響を及ぼしてしまいます。

この期間、面会交流がスムーズにいかなくなることもありえます。

婚姻費用(子育てに関するもの)も払わなくなってしまうかもしれません。

激しく争っている相手方との間でスムーズなお金の支払い,面会交流ができるというのは実際には簡単ではありません。

子どもにとっても、精神的にかなりの負担になってくるのです。

当然,当事者であるあなたにとっても精神的・肉体的に辛い時間が延びていきます。

 

もちろん,相手方があっての話し合いですから,自分の側がいくら準備して適切な戦術をもっていても,相手方のせいで調停が漂流してしまうことは少なくありません。

たとえ相手方に弁護士が代理人として選任されていても,その弁護士の手際が悪く,かえって調停を漂流させてしまうこともないではありません。

弁護士業界のよくないところですが,弁護士からの評判と,依頼者からの評判は必ずしも一致しません。

弁護士として手際が悪いのにCMは上手で多くの依頼者がいるものの,必ずしもその依頼者のためになっていないという場合も残念ながらないとはいえません。

 

 

 

「離婚調停で弁護士を付けたほうがいいでしょうか?」

調停で漂流しないためにも、当事務所はそんなあなたにとっての「羅針盤」でありたいと思っています。